片付け実例「成年後見人様からの条件アリのご依頼」
先日、孤独死をされた方の成年後見人様から、片付けのご依頼をいただきました。お部屋の状況がひどく、大家様からの明け渡し条件だけでなく費用面でも難題があるということでしたが、お打ち合わせと現場確認後、成年後見人様にも大家や様にもご納得いただき、弊社にご依頼をいただけることになりました。
ご依頼内容と条件
1、物件を明け渡す必要があるため、片付けだけでなく入念なクリーニングが必要
2、次の入居者のため、消臭・消毒など、丁寧な処理を大家様が条件としている
3、ご遺族がおらず、後見人が口座を管理されている関係から、必要以上の費用捻出は不可
4、片付け時の立会人は無し、周囲に迷惑をかけない作業としてのご依頼
5、遺品は大切に取り扱ったうえで供養してもらいたいとの後見人様からのご希望
賃貸物件明け渡しのための片付け・一日目
大量のゴミの搬出と処分から始めました。搬出にはゴミの分別も必要となり作業には半日以上を費やしました。床が見えるようになってからは、トイレ・お風呂などを含み、汚物等を取り除く作業を行い、この日は一日の作業を終えました。

賃貸物件明け渡しのための片付け・二日目
室内に残っている細かいゴミなどを丁寧に掃除することから始め、床・窓の拭き掃除を午後までに終えました。休憩後、汚物により状況がひどいトイレとバスルームに関しても、時間をかけて拭き掃除等を終え夕方前には消毒作業をスタートさせ、本日の作業は完了です。
賃貸物件明け渡しのための片付け・三日目
作業は大詰めです。消毒作業と並行し室内全体の消臭処理に移り、夕方前には三日間にわたる片付け作業を完了いたしました。
片付け作業完了後
大家様と成年後見人の方に立ち会っていただき、作業完了のご報告を行いました。現場確認時はドアを開けただけで臭いも漂ってましたが、大家様にもご納得いただける状況になり、無事作業完了となりました。
かなりひどい状況でも片付け可能です
遺品の供養も終え、成年後見人様にも安心いただきました。いくつかの難しい条件はありましたが、昨今このようなご依頼は多く、今後も、悩まれている大家様や成年後見人の方に安心いただける作業を心がけてまいりたいと思います。